今回は、しゃっくり発生頻度が高めの、我が家の愛犬「次女」についてのエピソードです。
彼女はしゃっくりが出だすと、猫背になりながら落ち込んだ様子で、助けを求めに来ます。
彼女自身が自力で対処しようともするのですが、
それは、しゃっくりに逆らい無理やり飲み込むという方法です。
これではしゃっくりも止まらず、さらに彼女のテンションはさらに、だだ下がり…
ここで、人間の知恵をしぼり、家の中でできる全力を尽くしてみました。
果たして、どの方法で止まったのでしょうか。
手描き感満載でお届けいたします。悪しからず…
※咳や、逆くしゃみなどの、「しゃっくり」か定かではない症状の場合は、すぐに動物病院にご相談ください。
まず、しゃっくりとは、「横隔膜の痙攣により起こる」と言われているみたいですが、なぜ起きるのかは、原因不明。
彼女に吐きそうな気配はなく、ひたすら「…ヒッ…………ヒㇰ」しながら、猫草をむさぼり始めました。
人間だと、息を止めながらちびちび水を飲んだり、コップを逆側から飲んだりできますが、
犬には残念ながらできないので、まずは似たような方法で試してみることにしました。
ちなみに…横隔膜がない鳥やトカゲなどはしゃっくりをしないと言われています。ちょっとうらやましいですね。
第一弾は、「水に溶かしたヨーグルトを、シリンジを使ってゆっくりと飲ませる作戦」です。
人間が、息を止めながら水を飲む対処法のイメージで試そうと思います。
むせないように注意しながら時間をかけてゆっくり飲ませてみました。
結果は…
水を冷たくしてみたりして
時間を空けて2,3回してみたのですが、しゃっくりのペースは減ることもなく
彼女のしゃっくりは止まりませんでした。
こうなったら…嫌われてしまいそうな方法なので、しぶっていたが、アレを試してみるしかない。
意を決し、イチかバチか、びっくりさせてみることにしました。
人間のしゃっくりの止め方の中では、一番有名といっても過言ではないこの方法。
びっくりすることにより、一時的に息が止まり、しゃっくりが止まるらしいが、医学的根拠はない。
しゃっくりがつらい気持ちとても分かるので、なんとか止めてあげたい。
知り合いのデキる看護師さんも愛犬に実践しているとおっしゃっていたこの方法。
卑怯ですが、後ろからそろりそろり近づき、うわぁあ‼という声とボディータッチで
超びっくりさせることに成功。
が、しかし…
しゃっくりは止まらず、失敗。
ただただ、軽蔑の眼差しを向けられました。
一瞬止まったように見え喜んだものの、すぐにしゃっくりが復活。
ペースが落ち着くこともなく、飼い主はシンプルに嫌われてしまいました。
まだ彼女のしゃっくりは止まっていませんが、
ここで、一つご注意していただきたいことがあります。
しゃっくりが頻繁に出たり、なかなか止まらない場合、
また、初めてしゃっくりをした時に、注意していただきたい事が、
その子に基礎疾患がないかを確認していただきたいということです。
気道に元々問題があるのにも関わらず、ただのしゃっくりだと様子を見続けてはいけないので、
動物病院にて、検査を受け、からだに問題がないかを診てもらいましょう。
また、しゃっくりが出始めるきっかけに、
食事による横隔膜への何らかの刺激や精神的な要素が関係していないかにも、注意して観察みましょう。
原因不明といわれているしゃっくりですが、一般的には、早食いなどが原因の場合もあるみたいです。
もし、早食いに心当たりがある場合は、早食い防止食器や、シリコンマットもおすすめです。
ちなみに、我が家の次女のしゃっくりとは、約10年の付き合いになるが、
動物病院で調べるも異常はなく、半年前にスケーリングのために撮ったレントゲンでも、気道に異常は見られませんでした。
しゃっくりをし出す前の共通点を思い返してみると…
1,元からご飯を食べる時に、空気も飲み込みながら食べているような音がする
2,だいたい夕ご飯後~夜中にかけてなる
朝が苦手な彼女は、朝ごはんを食べないことが度々あるため、夕ご飯の時間になると、お腹が空いた上に、美味しいご飯を取られまいと思いながら食べていることにより、
しゃっくりを誘発する食べ方になってしまっているのではないかと考えられました。
それでは、続きまして、最後の挑戦です。
針治療などの東洋医学治療も行う「にしのみや動物病院」の院長先生から教わった方法です。
人中(じんちゅう)という、緊急事態の時に押すと利くとされているツボを「軽く」押してみるというものです。
交感神経がたくさん集まっているツボらしいです。
効果に期待していたのですが、我が家は、初めての実践だったため、人差し指でピッと3秒ほど触れただけで、顔を背けられてしまいました。
皆様がもし、実践される場合は、以下の手順でやってみてください。
①なでなでしてごまかしてから
②手でお顔を持ってあげます
③「人中」に親指を軽く当てる(10秒ほど)
結果の方は、ペースは3割ほど遅くなったのですが、完全には止まらず。
これだけお付き合いいただいたのにも関わらず、
次女のしゃっくりは止まらないというオチでした。
彼女の気分の問題もあるのか、しゃっくりはいつも止まることなく、
だいたい1時間以上は苦しんだ後に、やっと寝て終わるのが、いつものことになってしまいました。
次女のしゃっくりは止めてあげらませんでしたが、
しゃっくりに困っている方の助けになったら幸いです。
我が家の子の場合は、以上です。
あまりにもしゃっくりが止まらず心配な場合は、必ず動物病院で診てもらいましょう。
緊張でしゃっくりが止まったりすることを願いながら…