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ひろせ動物病院コラム

こんな症状ありませんか?愛猫の注意する変化7選!【獣医師監修】

動物病院の情報発信が増え、動物の健康意識も高まり、定期的な健康診断なども増えてきました。
ただ、特に猫ちゃんはまだまだ改善の余地アリ。
そこで、頻度が高く、すぐに病院にかかった方がいい症状をまとめてみました。
逆引き的に参考になれば幸いです。

猫ちゃんの注意する変化7選

食欲がめっちゃ増えた。めっちゃ減った。

猫ちゃんはムラっ気のある食べ方もするので、食べてる量って正確に把握してない飼い主様も多いんじゃないでしょうか。
平常時がこのくらい、というのがわかれば増えた減ったくらいなら認識できるはずなので、ある程度でもいいので是非把握するようにしてください。

食欲が落ちるのはわかりやすく体調不良ですよね。
猫ちゃんは飽きっぽいので必ずしも病気とは限りませんが、発熱、消化器系、口内のトラブル、食欲不振を招く病気の可能性はたくさんありますし、1日様子を見て明らかにおかしいなら病院に行くべきです。

また、糖尿病や甲状腺機能亢進症など、食欲が爆増することもあります。
特にシニアな猫ちゃんは急激な食欲増進は気にしてあげた方が良いかもしれません。

おしっこが出しづらそう。血が混じってる。

猫ちゃんは膀胱炎になる子が結構多いです。
原因はストレスが多いと言われていますが、たくさんあるので完全に防ぐことは難しいかと思います。
おしっこを頑張っているのに中々出てこないとか、おしっこに血が混じったりおしっこの後のペットシーツがキラキラしていたら病気のサイン。
全く出ていない場合は緊急です。
すぐに病院へ。

ちなみに、トイレチェックは健康管理の基本の一つです。
清潔にして健康を守るのは大前提として、例えば尿量の変化を確認できるのも重要です。
例えば、1週間に1回変えていたペットシーツが3日でパンパンになったら、何かおかしいですよね。
また、おしっこの通常時の色を把握しておけば血尿等にも気づきやすいです。
ビリルビンという成分がおしっこに出て、濃い黄色やオレンジ色になることもあります

余談ですが、最近はシステムトイレも進化して、体重測れたり尿量の記録もできるものがあります。
体重チェックも健康管理の基本です。

水をめっちゃ飲む/飲まない

猫は元々砂漠で暮らしていたのであまり水を飲まない子も多いです。
が、水分補給は当然大切です。
ウェットフードなんかを活用してもいいですが、尿が減ったり濃くなったり、毛ヅヤが明らかに悪くなったら病院へ。

逆にめっちゃ飲むときは腎不全の定番の症状ですからね。
糖尿や他の病気でも発生しますが、素直に病院にいった方がいいかもしれません。

自然に蒸発する分もありますが、目盛りのついた器を使うと飲水量の管理ができていいかもしれません。
ただ、意味のない目盛り(正しくない目盛り)がついてる商品もあるようですので、レビューを参考にしたり、そもそも計量カップではかって入れる、余った分もはかって捨てるようにするのがおすすめです。

吐く。下痢する。うんこでない。

消化器症状も少なくありません。
猫は毛玉吐くイメージですが、これが上手に吐けずに腸内にたまることも。
ブラッシングして無駄な毛は抜いてあげるのも大事なことです。

下痢や嘔吐はわかりやすい体調不良ではあるので、気が付いたら自己流で対処するのではなく、まず病院へ。

ちなみに、うんこモニタリングは結構重要です。
猫ちゃんは硬いうんこすることも多く、便秘になる子もいます。
そうすると腸が伸びてさらに便秘になるという悪循環。
毎日便の様子を確認し、回数や硬さ等チェックしてください。

鼻水出てる。

あんまりイメージないかもですが、鼻水垂らしてる猫ちゃんと遭遇することはそんなに珍しくありません。
原因は様々ですが、感染症が多いです。
鼻水と侮って放置しないようにしてくださいね。
また、混合ワクチンで予防できるものはしっかり事前に予防しておくことが重要です。

口が臭い。

千鳥のネタでもありましたが、シンプルに口が臭いのは歯周病のことも。
酷くなると歯茎が腫れ、食事もしづらくなり、よだれがとまらなくなったり、最終的には歯を抜いてしまわないといけなくなります。
猫ちゃんのQOLに大きく影響しますので、日頃のケアと定期的な検診が非常に重要です。

段差をためらう。運動量が減った。

これ、老化だと思ってませんか?
もちろん年をとったからというのもあるんですが、脚に痛みがある場合もあります。
例えば変形性膝関節症などは高齢の猫ちゃんの罹患率が非常に高く、早期に対策することで改善する可能性もあります。

一番は健康診断

ざっと申し上げましたが、猫ちゃんの病気は様々。
日常の変化で見つけるも割と難しいと思います。
なので、一番は定期的な健康診断で早期発見すること。
是非、最低年1回は健康診断を考えてみてください。
健康診断についてのご相談も随時お待ちしております!

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